発行日：2016-02-19 ~2016-03-31 発行先：玉山国立公園管理所

当管理所が職員を派遣して、この2／18日に排雲山荘から玉山主峰ルートまでの巡回を行なったところ、コース上の歩道には雪が積もり、低温のために凍結現象が起きていました。早速12本爪のアイゼンを装着し、ピッケルを携帯しましたが、かなり登りにくくなっており、一般の登山活動には思わしくない状況でした。

当管理所では、冬季降雪期間の登山には天候の変化に注意し、装備や技術の備えを万全にするよう呼びかけています。ただいま、当園区は冬季降雪期間の管制措置を実施しています。冬季降雪期間内は、最新の降雪状況やルート状況を把握し、同時に自身の健康状態に気を配り、防寒用具を整え、雪山登攀の装備をしっかりと準備し、点検してください。自身の健康状態に留意することはもちろん、登山前には雪山訓練に参加する事が更に重要です。雪山登山の経験豊富な、よいリーダー、コーチを選んで同行してもらってください。リーダー、コーチは登山隊の中に、気分の悪いメンバーを発見したら、臨機応変に対応処置を施してください。

高山には美しく壮観な景色が待っていますが、冬季降雪期間や天候が悪化した場合の登攀は大変危険です。みなさん、自分の身は自分で守りましょう！